「うつだけど稼ぐ」を見ると複雑な気持ちになる
「うつだけど月〇万円稼ぐ」
Twitterで最近こういうのをちょくちょく見かけます。アクティブだし、すごくいいことだと思います。
ただ、なんか見てて複雑な気持ちになります…
※この記事は完全な筆者の主観です。異論反論認めます
うつの人に支持されてない感がある
「うつだけど稼ぐ」をモットーにしている何人かのアカウントを覗いて、フォロワーをチェックしてみました。
そしたら…大半が
健常者(普通の人)の“バリバリ稼ぐ系”のブロガーやアフィリエイター
でした。
うつ病アカウントのフォロワーはほとんどいませんでした。
誰に向けて発信しているのだろう?
「うつだけど稼ぐ」人たちは、活動報告として
- ブログのPV数
- Googleアドセンスや広告収入の金額
- 投稿した記事数
- 一日の予定
などをよくツイートしています。
これを見て感じたのは
「誰に向けて発信してるんだろう?」ということです。
稼ぐ系ブロガーの仲間に?
うつ病で苦しんでいる人に?
もし「うつ病で苦しんでいる人たちの希望になりたい!」という思いで発信しているのなら、逆効果のような気がします。
あくまで僕の意見ですが…
「稼ぐ」ことへの毛嫌い? 嫉妬?
お金稼ぎに抵抗がある人が多い気がします。上のブログ記事にもあります。
もしくは稼いでいる人への嫉妬か…
贅沢を前面に出すとすぐ叩かれます。最近では前澤社長がそうですね。
まああれは他にも要因はありますけど…
うつ病になると、働いて稼ぐことが困難になります。
僕も今の職場では働けなくなって退職しました。
ひどい状態だと、毎日を生きるのが精一杯で、働くなんて夢の話です。
そんな状態のときに「うつだけど〇万円稼ぐ」なんてツイートを見たら、嫉妬や嫌悪感を覚えると思います。
しかし、「うつでも稼ぐ」人たちも、同じ苦しみは味わってきたはずです。
どん底を乗り越えて、稼げるまでに回復した。
だからこそ、「希望を捨てずに今を生きて欲しい」と発信しているのでしょうか。
もし、このような思いで発信しているのだとしたら、伝わってないなくて歯痒いです。
うつの人たちはアウトオブ眼中で、
- 「普通のブロガーやアフィリエイターとしてやっていく!」
- 「不幸マウンティングなんてもうごめんだ!」
というならそれでいいんですが…
どうなんだろう?
拭えない嘘臭さ
嘘臭さ満載のTwitterアカウントが山ほどあります。
- 「うつ病は2週間で治る!無料レポートはこちら↓」
- 「20歳で起業しました!趣味は海外旅行♪」
みたいな。
たまにフォローされますが全部スルーです。
病気垢で「副業系お断り」とプロフィールに書いてる人をよく見ます。
ビジネスや副業垢はそれだけ煙たがられる存在です。
「うつでも稼ぐ」人は、嘘くさいアカウントと同類に扱われてるのではないだろうか?
そう感じます。
別垢でブロガー界隈を見てたんだけど、常時吐き気しかしなくて挫折した…
— keller (@kellertheaffi) 2018年8月3日
有料サロンとかできの悪いカルト宗教みたいだし、月々の報酬・PVを有料noteにした挙句マウンティングとかサラリーマン批判とか意味が分からない
あとは謎のスポンサー制度
あれは何?
マルチの勧誘入口にしか見えないんだが
ビジネスモデルはこんな感じかな
— keller (@kellertheaffi) 2018年8月3日
① ブログ立ち上げ数か月で〇万PV達成(大体はてな)
② その秘密を有料noteで公開
③ サロンなどを立ち上げる
④ そこに目を付けたマルチ系ブロガーたちがスポンサーに
⑤ ③と④の売上をまたnoteにする
*スポンサーは自分のサロンやnoteなどへ誘導
本当に↑のようなからくりなのかは分かりませんが、ブロガー界隈のツイートに不快感を示す人は多いようです。
興味ない人からしたら「知らんがな」です。
まあブロガー界隈の人からしても、「気持ち悪がられてる? 知らんがな」なのだろうけど…
有料サロンはカルト宗教か?
先日MB LABOというオンラインサロンに入りました。ファッションコミュニティです。(ブロガーサロンではありません)
別ブログ「メンタルズノンノン」に、サロン管理者MBさんのファッション理論が度々出てきます。
もしかしたら僕のことをMB教の信者だと思っている人もいるかもしれません。
否定はしません。
親にも東京のイベントに行くって話したら「洗脳されてんちゃうか?」って言われたし笑
反論しようかとも思ったけど、聞き入れようとしない人には何を言っても伝わらないのでやめました。
うつ病の苦しみも、怠けと決めつけている人には何を言っても伝わりません。
ということで、「オンラインサロンはカルト宗教か?」という疑念に対して、僕の意見としては否定はしませんが反論もあります。
とりあえずこれだけは書いておきます。
【↑追記】サロン主に共感するから入会するんですよね。(もしくは誘導されたか)
「この人についていこう!」と。
悪徳商法したりインチキくさいことをするような人でなければ、信仰したり洗脳されてもいいような気がします。そう思うようになりました。
逆に「うつは甘え」が広まるのでは?
「うつだけど稼ぐ」が広まることによって、逆に「うつは甘え」が広まるのではと危惧しています。
最初にも書きましたが、うつだけど稼ぐ人たちのフォロワーは、大半が健常者の副業ブロガーです。
うつの辛さは実際になった人にしか分かりません。うつでも稼ぐ人たちが、うつのことを発信したとしても、副業ブロガーには伝わらないでしょう。
「自分たちと同じようにブログ書けてるやん!なんや、うつで寝てる人はやっぱり怠けか」という認識が広まってしまう気がします。
僕からしたら、うつだけど稼ぐ人たちに親近感は感じません。
うつ病が軽く見られるのではないかと感じます。
杞憂ならいいんだけど…
うつだけど稼ぎたい。けど前面には出さない
僕も稼ぎたいです。
このブログを収益化できたらなぁと思っています。
ただ、あんまり戦略やらなんやらに捉われると、書きたいことが自由に書けなくなります。
Twitterも集客ツールに使うくらいですからねえ。
そして僕が「うつでも稼ぐ」ツイートをし出すと、浮いた存在になっておそらくフォロワーがごっそり減ります。
それは嫌です。
僕はそっちの世界には入りません。片足突っ込みかけてますが…
以上、僕の決意表明?と勝手な心配ブログでした