うつになって休職するまでのエピソードを3要素に分けて図解してみた
離職の手続きが一段落して暇になったよっこいです。だんだん無職らしくなってきました。
今回は、うつ病で休職するまでのエピソードを書こうと思います。
といっても普通に書いても暗いだけで面白くないので
- 「客観的状況」
- 「反応の3要素」
に分類して図解することにします。
では、いってみようか
認知行動療法で習った
3行くらい前の小難しい言葉は筆者がリワークプログラムで習ったものです。
認知行動療法の基本的な考え方で、自分の反応を3つの要素に分けて、客観的に把握します。
そうすることで自分のしんどさが具体的に分かり、適切な支援を受けることができるので症状の改善に役立ちます。
※「3要素」については別ブログ「メンタルズノンノン」でも過去に触れましたが、ここでも再度書きます
GUの1万円分のクーポンから考えるメンタルと洋服の「三要素」 - メンタルズノンノン
反応の3要素とは
「身体感覚・感情」「思考」「行動」です。
??
ですよね。それぞれ簡単に説明します。
身体感覚・感情
身体感覚は「暑い」「緊張」「胸のつかえ」など、文字通り身体に起きる感覚ののこと。
感情は「不安」「怒り」「劣等感」などの気分で、ほとんどが1単語で表されます。
感情が起きれば、身体感覚にも変化が起こります。
思考
思考は「どのように考えているか」。
例「あの人に嫌われているように感じる」
「感じる」ですが、推測した内容なので思考になります。実際に嫌われているかどうかは聞いてみないと分かりませんよね。
行動
身体の動きを伴います。
「逃げた」「寝た」「殴った」など。
例「○○と考えるようにした」
行動ではありません。考えているので思考です。
状況を客観的に把握する
これが案外できてなかったりします。
たとえば診察で、不眠であることを伝えたとします。
いつも通り寝ているのに眠れない。眠れてないので心も体も辛い
この説明だと主観的で、なぜ辛いのかが分かりません。
もう少し具体的で客観的な説明を足します。
いつも通り夜11時半に布団に入り、眠りはしたけど夜中に何度も目が覚めてしまう。起きてしまうのでスマホを見てると2時間くらいたって眠れたのは朝の5時頃。7時に必ず親に叩き起されるのでまとまった睡眠が取れず心も体もつらい
このように説明を加えると
と、具体的な睡眠状況が分かります。
なので、同じ眠剤でも入眠の薬ではなく睡眠を持続させる薬が処方でき、「スマホ見るな」と指示することができます。
ちなみにこれは筆者の事例です。分かっていても見てしまう…スマホ中毒
うつになるまでの客観的状況とそれへの反応
さて、ここからが本題です。
筆者よっこいがうつ病になるまでの状況を以下に並べます。
- ビルメンテナンス会社に転職
- 上司、ベテラン契約社員・嘱託社員、自分の4人体制
- 入社1ヵ月後~1人シフト開始(まだ試用期間)
- 未経験のぺーぺー。なのに正社員という理由だけで事務所のNo.2(責任者代理)になってしまう
- 責任者の業務に対応できるよう、上司がバンバン仕事を振ってくる
- 現場作業、事務処理、資料作成、顧客対応、営業…→キャパオーバー
- 嘱託社員からの小言「態度が悪い」etc
- 知識・技量不足で客の依頼に対応できない
この状況に対する自分の反応を3要素に分類します。
- 腹痛、めまい
- 動悸
- 不安感
- 無気力
- 力不足、申し訳ない
- 早く仕事を覚えなければ
- 失礼のない対応をしなければ
- 電話かかってくるな
- 休めない
- そもそも試用期間で事務所のナンバー2はおかしい
- 知らんがな(逆ギレ、心の声)
- めまい、無気力で仕事にならない。限界
- 脚立に登る業務サボる(「自分の身は自分で守れ」と言われたことを言い訳に)
- 心療内科へ→休職の提案をされるが「休めない」と拒否してしまう
- 1人勤務時に機械室で座り込む(無気力で)
- 上司に業務量を減らしてもらうよう相談→承諾されるも数日後に休職
ズカイしてみた
図式化して1枚の画像にまとめます。今はやりのズカイです。
文字にすると・・・
「早く一人前にならなければ」というプレッシャー(思考)から腹痛や不安感などの身体症状が出る
↓
心療内科を受診したら休職するように言われる。しかし、「休めない」という思考からこれを拒否してしまう
↓
仕事を続けて症状悪化
↓
無気力になって座り込む(めまいの悪化も言い訳に)
↓
限界を感じてようやく上司に相談する。結局逃げるように休職する
こんな感じです。
そんなわけで結論としては…